逆境無頼カイジ 破戒録篇（2期） 動画

帝愛グループの兵藤会長とのギャンブルに破れ、1000万近い借金を負ってしまったカイジ。それから数カ月、カイジは気付けば、娑婆と隔絶された地の底の底にある帝愛の強制労働施設に放り込まれていた。

1日外出券のゲットを目論み、復活を懸けて地下チンチロに挑むカイジ。流れを待ちながら小さく張り続け、三好が親の時、初めて動く。3000の大張りだ。三好の1投目は出目1であり、圧倒的有利な状況だが…。

地下チンチロで、大槻と腹心の石和は初めて親となったカイジを潰しにかかる。上限の2万ペリカずつを張り、計4万の勝負に出るが、天賦の強運でカイジの1回目の親は全勝。勢いづくカイジは2回目の親へ突入する。

石和の456、大槻の5ゾロ目という驚異的な出目によって、カイジは一気に借金地獄へ突き落とされた。ところが、カイジは賭場の出目を記録した三好の手帳から、班長・大槻の疑惑に気付いて逆転を狙いにいく。

カイジら45組は打倒大槻を旗印に結束。大槻は次々に嫌がらせ、いじめを仕掛けてきた。カイジは命の危険にもさらされたが、3カ月間の筆舌に尽くし難い仕打ちを耐え、45組は地下チンチロで抱えた借金を完済する。

3カ月ぶりに地下チンチロの賭場へ帰ったカイジが、2万ぺリカの上限解除、青天井張りを求めると、大槻はその要求に応じるが、小さな張りに終始する。このカイジの反応に賭場は一気にしらけるのだが…。

45組、MAX張りの50万7000張りに賭場が沸く。班長・大槻はこの常軌を逸した賭けにカイジをいぶかる。だが大槻には絶対の勝算があった。それは、4、5、6の目のみでできたイカサマサイコロで…。

カイジは班長・大槻のイカサマ456賽を見破る。そして回る賽を押さえ、ついに大槻の偽りの強運が、白日の下にさらされた。ここで大槻は最後の抵抗を見せ、勝負はノーカウントだと主張。するとカイジは…。

45組は大槻との大勝負に勝ち、1800万ペリカを手にした。カイジの博才に賭け、その全額をカイジに託し、シャバへと送り出すことができたのだ。期限は20日間。カイジは地下に残る45組を救うべく動き出す。

坂崎に連れられて入った裏カジノでカイジが出会ったのは、帝愛の息のかかった究極のモンスターマシン・1玉4000円のパチンコ「沼」だった。そして1日で6億を目指し、坂崎の策に乗り協力者となる。

坂崎は「沼」を打っていた。秘策である磁石入り缶ビールを左手に奇跡を起こしにかかるが、従業員と主任との会話を盗み聞きしたカイジは衝撃の事実を知る。カイジは坂崎へ撤収を勧めるのだが…。

坂崎はカイジの忠告を無視し、磁石入りビールを手に「沼」を打ち続けていた。だが打てども打てども当たりは出ない。その裏では一条の策略である、「沼」大当たりに対する防御策は厳しさを増していたのだった。

坂崎とカイジは「沼」との勝負に負け、軍資金5000万のうち4362万を失ってしまう。そしてカイジにとっては限られた娑婆での滞在時間が刻一刻と減っていく。しかし、カイジは「沼」攻略の策がひらめき…。

今までのストーリーの総集編。カイジは帝愛の強制労働施設に放り込まれ、極悪班長の大槻に出会う。そして45組6人の運命を背負い、悪魔の賭場「地下チンチロ」にて前代未聞の大勝負を繰り広げる。

「沼」攻略の仲間として選んだのは、帝愛グループの1人である遠藤だ。そしてカイジは逆転勝利を掴むべく、秘策を実行に移した。裏カジノに現れた虚無僧姿の坂崎は600万円で最後の勝負に出るのだが…。

カイジは血のマニキュアの制裁を浴びたが娑婆での最終日、再びカジノに現れる。そしてカイジと一条が対戦。カイジは「沼」の第一関門「クギの森」突破の秘策を持っていた。一条も最強マシン「沼」と対峙し…。

カイジはゲージ棒のすり替えで第一関門のクギの森を突破する。これに一条は第二関門のブロックを発動し、玉はクルーン前の役物に弾かれた。だが、カイジはひたすら中央突破を狙う。

カイジは第一関門「クギの森」は突破したが、第二関門の3段クルーン前の役物に玉を弾かれ続ける。これで進路は絶たれたかに見えたが、カイジに光明が差す。第二関門突破の秘策がついに実を結ぶ。

カイジは第一関門、第二関門を突破し、3段クルーンへたどり着く。それは一条が絶対的な自信を持っている「沼」最大難関、難攻不落の砦だった。しかし、カイジには空前絶後、奇想天外な奇策があった。

「沼」の本丸である魔の3段クルーンは絶妙な傾斜で玉を拒む。この砦を破るため、カイジはビル自体を「沼」と逆方向に傾けるという奇策で猛攻を見せる。一条はこの奇策に対し、必死の抵抗を見せるが…。

追い詰められたカイジの残金は100万となり、玉にすると250発。玉はクルーンには寄るが、外れ穴へ落ち続ける。ところが最後の土壇場でカイジは勝ちへの確実な道を見つける。しかし軍資金が足りず…。

カイジは遠藤の逃亡資金1000万を借り、再び戦場に戻った。そして、カイジと一条の最終決戦が始まる。カイジは最後に秘策を見せると言い、パチンコ台のクルーンの前にセロテープで万札を貼り付けた。

カイジたちは、ビルと台の傾斜によって、クルーンの外れ玉の排出口が詰まるという偶然から、一気に満願成就と思われた。ところが、これには圧倒的な致命傷があったのだ。それでもカイジは勝負を続け…。

「沼」を打ち続けるカイジ。そして偶然の積み重ねとも言える1段目2段目に続き、3段目クルーンのハズレ穴の排出口が詰まる。ところが、またしても悪魔のマシン「沼」の壁がカイジの行く手を阻んだ。

「沼」のクルーン内に溢れかえる玉。だが、風の鉄壁を敗れず、カイジはついに玉切れとなる。そしてカイジと遠藤は、一条の合図で黒服たちに取り囲まれる。ところが、再びカイジに光が差す。そこに坂崎が現れ…。

裏カジノの主「沼」も力が尽きて、ついに放出。カイジたちは、大金7億2910万を手にした。純益を坂崎、遠藤と分けたとしても一人頭1億8937万。これで奇跡的に45組の救出を成し遂げたカイジだったが…。