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放送 | 1978年冬 |
話数 | 全53話 |
制作 | 日本アニメーション |
声優 | ペリーヌ・・・鶴ひろみ
ビルフラン・・・巌金四郎 マリ・・・池田昌子 マルセル・・・岡村悦明 シモン・・・永井一郎 ロザリー・・・黒須薫 ポール・・・小山渚 セザール・・・石森達幸 テオドール・・・田中崇 セバスチャン・・・大山豊 |
オープニングテーマ | 大杉久美子「ペリーヌものがたり」 |
エンディングテーマ | 大杉久美子「きまぐれバロン」 |
19世紀末、亡き父の故郷フランスへと向かう少女ペリーヌは、途上で母を亡くすも目的地にたどり着く。しかし、出奔した息子を許さず、その妻を罵る祖父に孫とは名乗れず、正体を隠して彼の工場で働くことに。やがて能力を認められ、祖父の秘書となるが…。
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Contents
第1話『旅立ち』
ペリーヌと母親のマリは旅の準備をしていた。亡くなった父・エドモンの遺言を受け、祖父のいるフランスへ向かうためだ。ペリーヌたちは写真師だった父の仕事を継ぎ、旅の間の生活費を得ようと考える。
第2話『遠い道』
インドの衣裳・サリーをまとい、写真師の仕事を始めたマリ。衣裳の珍しさが人々の関心を引き、仕事は順調に動き始める。ある日、馬車の車輪を泥に取られて動けなくなってしまう。
第3話『おかあさんのちから』
一軒の家に宿を求めるペリーヌたち。その家の奥さんは出産を間近に控えていた。初めての出産に不安を覚える奥さんをお母さんが手伝うことに。ペリーヌはとまどいながらも心の中では嬉しく思う。
第4話『泥だらけの伯爵』
クロアチアに来たペリーヌ親子。道中でオーストリア兵士に取り囲まれた。ペリーヌは森の中で男と出会う。男はクロアチア独立の抵抗運動をしている貴族で、兵士たちが探していたその人だったのだ。
第5話『おじいさんと孫』
旅を急ぐ途中に、大切な水樽が壊れてしまった。道中の一軒家に助けを求めると、親切な老人は快く水を分けてくれただけでなく、壊れた水樽まで修理してくれた。
第6話『二人の母』
ペリーヌ親子はイタリアの町・トリエステに到着する。宿屋で長旅の疲れを癒す2人の元に、警官が現れた。警察署まで連行されたペリーヌは、1人の貴婦人と会う。
第7話『サーカスの少年』
ペリーヌたちの前に1人の少年が現れた。様子がおかしいので、泥棒かと疑うペリーヌ。次の日、少年はペリーヌたちの馬車の前に現れ、隣の村まで乗せて欲しいという。
第8話『酔っぱらいロバ』
馬車の車軸が壊れていることに気づき、ペリーヌたちは鍛冶屋にかけ込むが、結婚式の撮影の間にロバのパリカールが式場にあったブドウ酒を飲み干してしまい、酔ってどこかへ走り去ってしまったのだ!
第9話『商売がたき』
旅の途中、ペリーヌたちは同じ旅の写真師に出会った。ペリーヌたちはその村での商売をあきらめて次の村に向ったが、彼等は再びペリーヌたちに追いついて来てしまった。
第10話『写真機どろぼう』
一方の写真師はどちらの腕が上か、客の前で証明しようとする。しかし、その結果はマリに軍配があがる形に。腹を立てた写真師たちはペリーヌ親子の大事な写真機を盗み出そうと考えるのだが…!?
第11話『バロンがんばる』
マルセルはバロンに芸を仕込もうと頑張る。最初はまるでダメだったバロンだが、少しずつ芸を覚えつつあった。翌日、バロンが鳥をくわえて戻って来た。そこへ、プラーガ男爵という人物が現れる。
第12話『たった二人の観客』
ついにミラノへ到着した。しかしマルセルは、その晩、姿を消してしまう。やがて旅立ちの時が来る。挨拶も出来ずに別れたのが気がかりだった。だがそんな彼女たちの前にマルセルが現れ…!?
第13話『アルプス越え』
ミラノから進路を北に取り、ペリーヌたちはスイス経由でフランスへ入る道を辿っていく。目の前には、壮大なアルプスの高峰がそびえたつ。何とかスイス領に入るのだが、道は一層険しさを増し…!?
第14話『美しい国で』
ようやく宿のある村に着いたペリーヌたちは、久しぶりにゆっくりと朝を迎えていた。小川のそばで水を汲んでいたペリーヌは、花を母に摘んでいこうとして足を踏み外し、捻挫をしてしまう。
第15話『フランス!フランス!』
ジュネーブを過ぎれば、ついに憧れの地・フランスに着く! 途中で写真の仕事をしようとする2人だが、ここで仕事をするには警察の許可を得なくてはならないと聞き、驚かされる。
第16話『おかあさんの決意』
やっとの思いでフランスの地にたどり着いたペリーヌたち。しかし、マリが病のために寝込んでしまった。ペリーヌは、何とか宿代だけでも払えるようにと、1人で写真の仕事を得に出かけて行くが…!?
第17話『パリの宿』
大事な宝石を売って生活費を得たペリーヌ親子は、パリへと入った。税関で待たされている間、ペリーヌは偶然マルセルと再会する。マルセルは、マリが病に伏しつつも旅を続けていると知って驚き…!?
第18話『シモンじいさん』
マリの病気は、入院しなければならないほど悪くなっていた。しかし、医者の往診料、薬代と、お金はどんどんなくなっていく。ペリーヌは大切な写真機や馬車をシモンじいさんに売り…!?
第19話『パリの下町っ子』
往診料や薬代を作るため、ペリーヌはパリカールを売る事を決心。靴屋のガストンさんの言葉、見舞いに訪れたマルセルの友情…ペリーヌは人々の優しさに心の底から感謝する。
第20話『パリカールとの別れ』
とうとうパリカールを馬市に売る日が来た。シモンじいさんと市へ向かうペリーヌだが、パリカールは市場の前で動かなくなる。どんなになだめても動かないパリカールに、ペリーヌは困り果てる。
第21話『最後の言葉』
マリの容態は悪化するばかりで、もはや医者も手の下しようがない。マリは枕元にペリーヌを呼ぶと、ひとりで旅を続けておじい様のところへいくようにと告げる。
第22話『忘れられない人々』
とうとう、優しい母もペリーヌを残して神の国へと召されてしまった。いくら泣いてもペリーヌの涙は尽きる事がない。ペリーヌは、遺言通り、祖父のいるマロクールへと旅立つ事にする。
第23話『ひとりぼっちの旅』
パリの外れ、ラ・シャペルまでの切符しか買えなかったペリーヌは汽車を降り、マロクールまで徒歩で行く事にする。道のりとしては1日30キロ歩いて、5日で150キロの距離。
第24話『美しい虹』
夏の強い日差しの下、ペリーヌの徒歩の旅が続いていた。暑さ、そして空腹と戦うペリーヌ。とうとう持っていた水も飲み尽くしてしまう。そんなときに、夕立で大粒の雨が降ってきた。
第25話『パリカール!私のパリカール!』
最後に残った銅貨でパンを買ったペリーヌ。とうとう一文無しだ。日中の暑さと朝晩の冷え込みは厳しく、また、ろくに食べていないペリーヌは体調を崩してしまった。
第26話『親切なルクリおばさん』
風邪をこじらせて倒れていたペリーヌはバロンに導かれたパリカール、ルクリおばさんの助けで一命を取り留める。そんなペリーヌにルクリおばさんは、マロクールの近くまで一緒に旅を続けようと誘う。
第27話『おじいさんの冷たい顔』
マロクール、その名の村に着く事をどんなに望んだか! ペリーヌは祖父の暮らすマロクールまでたどり着く。ペリーヌは村の入り口で会った少女・ロザリーに祖父のビルフランがどんな人物か尋ねる。
第28話『パンダボアヌ工場』
一見厳しそうだが、寂し気でもある。そんな印象を抱いた祖父・ビルフラン。しかも目が見えないという。すぐに孫だと名乗る勇気がないペリーヌは、オーレリィと名前を変えて工場で働こうと考える。
第29話『池のほとりの小屋』
慣れないトロッコ押しの仕事に疲れ、池のほとりの草むらで眠ってしまったペリーヌ。朝、目を覚まし、美しい池を眺めていたペリーヌは、使われていない小屋を見つけた。
第30話『自分の力で』
仕事中に、一足しかない靴が破れてしまった。かわりの靴を買うほどの余裕はない。考えたペリーヌは、買ってきた安い布と糸、それに池のほとりに生えていた葦を使って靴を作る事にした。
第31話『お客様を迎えて』
鍋やフォーク、下着など、ペリーヌは自分の生活に必要な道具は、もらい物や、安い素材を買って自作したものなどで揃えていた。ロザリーはペリーヌの器用ぶりに驚く。
第32話『名前の秘密』
ファブリが病人を運ぶ馬車の乗り手を探しにやってきた。ペリーヌはその役を進んで引き受ける。ビキニの町まで馬車を飛ばしたペリーヌは偶然にもパリカールやルクリおばさんと再会する。
第33話『テオドールの財布』
テオドールは、ビルフランの甥に当たり、工場の重要な地位にいる人物でもあった。ある日彼は、財布を落とした事に気がつく。テオドールは、ペリーヌに工員たち全員を調べるようにと命じる。
第34話『忘れられない一日』
今日もペリーヌはトロッコ押しに精を出す。ペリーヌに工場長からのお呼びがかかる。英語を話せるペリーヌを見込んで、サンピポアの工場に出かけているビルフランのために通訳をせよというのだ。
第35話『英語の手紙』
ペリーヌは、ビルフランから通訳を続けるようにと命じられる。祖父の力になれた事で、ペリーヌも感激。サンピポアの工場に着き、ペリーヌはビルフランから英語の手紙や新聞を読むようにと頼まれた。
第36話『よろこびと不安』
技師のファブリが出張から帰る。英語が話せるファブリが戻ったことで、ペリーヌの仕事も終わりかと思った矢先、ビルフランはペリーヌに自分のそばで、英語の手紙などを訳す仕事をするよう命じる。
第37話『おじいさんの大きな手』
ペリーヌに思いもかけない話が。ビルフランがペリーヌを秘書に任命したのだ。マロクールに来て約2カ月目にペリーヌは孫である事も名乗らずに大工場主ビルフラン・パンダボアヌの秘書になったのだ。
第38話『すてきなワンピース』
ロザリーはペリーヌが秘書となった事を大喜びし、新しい下宿を探してくれた。その後、ペリーヌはビルフランの言いつけ通りに、秘書らしい服装を用意するために、ロザリーと共に洋服屋に行く。
第39話『インドからきた手紙』
ビルフランのもとにインドから手紙が届いた。手紙にはエドモンと結婚したマリについて書かれており、美しく頭も良く優しい性質で、また2人の夫婦仲も大変良かったとペリーヌは訳すが…!?
第40話『バロンの災難』
母を憎んでいることを聞いたペリーヌは悲しかった。翌日、気分転換に池のほとりに出掛けたペリーヌは、偶然にもテオドールとタルエルの密談を聞いてしまう。
第41話『お城のような家』
息子のエドモンの消息を何としても知りたいビルフランは、インドへ電報を打つ。そのお使いを頼まれたペリーヌに、電報を見せなければ首にすると、タルエルは脅した。
第42話『ロザリーの悲しみ』
祖父と暮らせる事になったペリーヌ。その知らせを受けて、ペリーヌと距離が出来ていくのを寂しく思うロザリー。翌日、ペリーヌは祖父と共に仕事に出る。それを見かけて手を振るロザリーだが…!?
第43話『日曜日。ペリーヌは…』
日曜日、約束通りロザリーの家に遊びに訪れた。ペリーヌはロザリーやファブリと共にピクニックへ。その合間、ファブリは前から気にしていたペリーヌの素性を尋ね、ペリーヌも全てを打ち明けた。
第44話『いじわるな夫人』
テオドールの母親で、ビルフランの姉に当たるブルトヌー夫人が屋敷に来ると連絡があった。夫人は、ビルフランの信頼も厚いというペリーヌの様子をうかがいに来たのだった。
第45話『ボスニアからの知らせ』
エドモンはボスニアにいる。知らせを受けたビルフランの喜びはひとしお。息子の帰りを待ちわびるビルフランだが、ペリーヌには辛かった。そしてビルフランのもとに息子の行方を知らせる報告が来た。
第46話『ビルフランの悲しみ』
エドモンの死。それを知ったビルフランの悲しみは、ペリーヌの想像以上だった。翌日、工場は全て休みとなり、エドモンの葬儀が執り行われた。ペリーヌにとっては、2度目の悲しい葬儀だった。
第47話『オーレリィの顔』
悲しみと疲労が重なり、ビルフランは病の床に就いてしまった。そんな折、ロザリーの祖母・フランソワーズがビルフランの見舞いに訪れた。彼女はエドモンの乳母だったのだ。
第48話『火事』
オーレリィこそ自分の孫ではないのか? そう思い始めたときから、ビルフランは元気を取り戻しはじめ、仕事に復帰するまでになった。そんなとき、工場近くの託児所で火事が起こった。
第49話『幸せの涙が流れる時』
ビルフランは工場で働く人々の暮らしを見直そうとする。「誰かに愛されるにはまず自分がその人を愛さなくては」というペリーヌの言葉を受けてビルフランはパンダボアヌ工場の未来を真剣に見つめる。
第50話『初雪の降った日』
真実が明かされた! ビルフランがペリーヌのことを孫だとわかる日が、ペリーヌが大きな声で祖父の名前を呼べる日が来たのだ! 神に感謝を捧げるビルフラン、そしてペリーヌも喜びの涙を流し続けた。
第51話『おじいさんの目』
ペリーヌの新生活が始まった。工場の未来のために懸命な祖父を見ているのは、ペリーヌの喜びだった。一方、ビルフランはペリーヌの顔を見たいという思いを募らせていた。
第52話『忘れられないクリスマス』
ビルフランの目の手術は無事に成功。1週間後のクリスマスの頃には包帯も取れる事になり、ビルフランはその日を待つ。迎えたクリスマス、包帯が外され、ビルフランは念願の孫との真の対面を果たす!
第53話『春の訪れ』
ビルフランの目は順調に回復し、春になれば自由にものを見て回れるという。保育所が完成し、他の施設も準備が進む。幸せいっぱいのペリーヌとビルフランは、この村をもっと幸せにしようと誓い合う。
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