©日向武史・講談社/「あひるの空」製作委員会・テレビ東京
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放送 | 2019年秋 |
話数 | 全50話 |
制作 | ディオメディア |
声優 | 車谷空・・・梶裕貴
花園百春・・・内田雄馬 花園千秋・・・小西克幸 夏目健二・・・谷山紀章 茂吉要・・・宮野真守 安原真一・・・八代拓 鍋島竜平・・・堀井茶渡 茶木正広・・・KENN 薮内円・・・千本木彩花 七尾奈緒・・・谷口夢奈 車谷由夏・・・遠藤綾 千葉真一・・・中井和哉 常盤時貴・・・斉藤壮馬 蒲地太郎・・・福山潤 香取真吾・・・古川慎 高橋克己・・・浪川大輔 児島幸成・・・吉野裕行 白石静・・・櫻井孝宏 八熊重信・・・梅原裕一郎 不破豹・・・松岡禎丞 上木鷹山・・・上村祐翔 |
オープニングテーマ | the pillows「Happy Go Ducky!」 |
エンディングテーマ | saji「ツバサ」 |
バスケットボールでは決して有利ではない小柄な体格の車谷空。身長を理由にスタメンに選ばれることのなかった空は、高校バスケ部に期待を膨らませて九頭龍高校、通称クズ高に入学。ところがバスケ部はほとんど機能停止状態。とてもバスケをできる環境ではなかった。しかし、空はバスケへの熱量で、クズ高バスケ部メンバーとぶつかり合いながらも、共に成長していく。次々に直面するあらゆる困難に、クズ高バスケ部メンバーはどのように立ち向かって行くのか・・・!?
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Contents
第1話『みにくいあひるの子』
約149cmの小柄な身長ながら、バスケットボールが大好きな車谷空は、入学したばかりの九頭龍高校でバスケ部に入ろうと張り切っていた。体育館で練習をしていると、そこにいかにもガラの悪そうな生徒が現れる。
第2話『才能のない少年達』
空と百春たちの入部を懸けたバスケ勝負が始まった。男子バスケ部の百春、安原、茶木、鍋島に、千秋の代理として女子バスケ部の円を加えた5対1の勝負。圧倒的不利な状況にも関わらず、空はスキルを見せつける。
第3話『百春の翼』
晴れてクズ高バスケ部に入部した空は、先に部室に来ていた千秋に連れられて校舎裏のバスケットゴールに向かう。すると、そこにはシュート練習をする百春の姿があった。彼のシュートは全く入らないが…。
第4話『初めての飛翔』
丸高の不良たちが百春たちに恥をかかせようと画策し、クズ高と丸高のバスケ部同士による練習試合が行われることに。千秋以外の4人も試合に出ることになり、初めて5対5の試合ができると空は張り切る。
第5話『折れた翼』
試合開始早々に秘策を繰り出した百春と空。千葉がその快進撃に対する策を考える一方、常盤は空のプレイを見て本人さえも自覚していない弱点を発見する。徹底的に弱点を突かれ、空のシュートは全く入らなくなり…。
第6話『今しかねえ』
疲労が限界を超えているなか、空は母から教わった両手打ちのシュートを決めてチームの空気を変える。その点差は絶望的だが必死に戦うクズ高。試合を見ていた千秋は、その状況に背を向けて立ち去っていく。
第7話『迷惑な一年坊』
丸高との試合は圧倒的な点差で敗北したものの、互いの健闘を称えあう試合となった。疲れて眠ってしまった空を自宅に送り届けた円は、空の祖母から彼が入院している母・由夏を追って神奈川にやってきたと聞かされる。
第8話『アヒルとトビ』
問題を起こせば即廃部という条件で顧問を付けてもらい、活動を許可されたクズ高男子バスケ部。その矢先、トビが立て続けに問題を起こす。百春の土下座で何とかその場は収まるが、翌日、トビが暴力沙汰を起こし…。
第9話『鳶とボールと仲間の痛み』
トビに退学の処分が下った。3年の西脇たちに挑発され、正当防衛ともいえる状況だったにも関わらず、処分は覆らない。トビのバスケに魅せられた空は、顧問の五月に頼み込んで何とか処分を撤回させようとする。
第10話『マネージャー』
関東大会での丸高の試合を見て、さらにやる気に燃えるクズ高のメンバー。しかし、練習中に空のバッシュが壊れてしまう。空は母からもらった大事なバッシュを修理してもらおうと、スポーツショップを探し回る。
第11話『男の意地と女のプライド』
クズ高バスケ部の練習を見学していた奈緒は、「このチームで試合に勝てるとは思えない」と言い放つ。そして、その分析が正しいのか検証すべく、空たち男子バスケ部は女子バスケ部と試合をすることになる。
第12話『TEAM』
男子バスケ部と女子バスケ部の試合が続くなか、トビは試合を見ながら勝てる様子がないことに愚痴をこぼす。そんなトビに奈緒は、このチームには勝つために足りないものがあると話す。そして、そのまま勝敗が決し…。
第13話『温度の違い』
インターハイの予選が1カ月後に迫ったある日、バスケ部は奈緒の提案で合宿をすることに。クズ高がインターハイに出場できると信じる奈緒は、部員にハードなトレーニングを課し、彼らもそれに必死で取り組むが…。
第14話『勝利に向かって』
鍋島と茶木が合宿から逃げ出し、空は2人を捜しに出かける。中学生とのバスケ対決で手も足も出ず、落ち込んでいた2人は、その中学生が女の子からバスケを褒められているところを見た途端にやる気を出し始める。
第15話『男の心意気』
北住吉高校との練習試合が始まった。空はたまたま通りがかって見学に来た丸高の常盤から、北住のフォワード・蒲地太郎の実力を教えられて気を引き締める。一方、北住もクズ高の実力に気づいて戦闘態勢に入っていく。
第16話『最高の始まりと最悪の始まり』
クズ高と北住の練習試合中、奈緒をめぐって千秋が蒲地にライバル心を燃やす一方、百春は中学時代の後輩・小西から挑発を受けていら立つ。そして空の予感通り、流れに乗った北住から追い打ちをかけられる。
第17話『バーサス』
ヤスのシュートが決まり、クズ高は勢いづく。一方、古賀監督にハッパをかけられた蒲地は、これまで以上に燃えていた。縦横無尽に走る蒲地と必死に食らいつこうとする空の、一進一退の「走りっこ」が続いていき…。
第18話『今・・・・。』
空がベンチに下がるも、リードを維持したままラストピリオドにつなげたいクズ高は、交代したチャッキーやナベが奮闘。トビも2人のヘルプと攻撃で躍動する。しかし、ラスト1分で北住吉に逆転されてしまう。
第19話『誰よりも高く』
クズ高が同点に追いつき、ついにラストピリオドへ。その時、小西の口から百春が言った嘘が明かされる。百春は小西の想いや、自分がバスケを止めていた間も努力を続けていたことを知って動揺する。
第20話『ラストプレイ』
北住吉との点差が11点に広がり、クズ高は空をポイントガードにして千秋が点を取りにいく作戦に切り替える。ポイントガードとしての役割がうまく果たせない空に対して、千秋は気合を入れるが…。
第21話『涙』
空が放った3ポイントシュートは惜しくもリングに跳ね返され、クズ高と北住の練習試合は、僅差で北住の勝利となった。試合後、北住の監督・古賀に最後のシュートに迷いがあったことを指摘され、空はショックを受ける。さらに、善戦したと満足げだったナベやチャッキーも、千秋から北住がベストメンバーではなかったことを聞き、うなだれることしかできなかった。それぞれのメンバーが、自分の実力不足を肌で感じる中、クズ高では恒例の球技大会が始まろうとしていた。空とトビはそれぞれのクラスでバスケに出場する。
第22話『ラストピース』
クズ高球技大会でバスケの試合に参加する空だが、3ポイントシュートを1度も打たないことを奈緒に指摘される。さらに千秋には北住との試合のトラウマで“打てなかった”ことを見抜かれ、「オマエにポイントガードは無理だった」と告げられるが、空はどちらもやってやると奮起する。そんな中、バスケの準決勝は、空のクラスとトビのクラスの直接対決。試合を観ていた奈緒は、バスケ部が強くなるにはもう一人メンバーがいればと考える。その時、別のバスケ準決勝に出場していた高身長の生徒・茂吉の姿が目に留まる。
第23話『月とリング』
球技大会で茂吉のフックシュートを見た空と奈緒は、プレーヤーとしての彼に俄然興味を持つ。ドリブル音に惹かれて体育館に来た茂吉をバスケに誘うが、医者から運動を止められていると断られてしまう。茂吉がやりたくてもできないと感じた空は、茂吉を由夏に重ねる。そして、ついに高校総体予選の組み合わせが発表され、クズ高メンバーは練習にもやる気を見せる。一方、トビは茂吉がバスケ部の勧誘を断るために「医者から止められている」とウソをついたと知り、彼に食ってかかる。
第24話『光』
予選まであと1週間。体育館に向かう空たちの前に茂吉が現れ、バスケ部に入れてほしいと頭を下げる。本気でバスケをやりたいという茂吉は、化学部に退部届まで提出していた。しかし、空は茂吉の「本気」が信じられないからと、1ON1を要求し、茂吉はそれを引き受ける。挑発的に3ポイントシュートを決める空。フックシュートを繰り出す茂吉。体力的にとっくに限界を超える中、茂吉は空に食らいつき荒々しくダンクを決める。茂吉は後悔した過去を思い出していた。
あひるの空『前半戦プレイバック』
前回までの放送でシリーズ前半が終了。そこで今回は豪華キャスト陣による振り返り企画!!
スタジオトークやインタビューとともに、あの名場面をもう一度お送りします!!
第25話『埋もれた才能』
中間試験で赤点を取ったら、試合には出場させない。顧問の五月にそう言われて臨んだテストを何とかクリアしたクズ高メンバー。予選当日、気分が高揚して、一睡もできなかった空。試合前にクズ高体育館に行くと、ヤス、ナベ、チャッキーも眠れずに体育館で練習していた。なんだかんだで全員集まり、揃ってインターハイ予選会場に入る。公式試合の独特の雰囲気に緊張が高まる中、初めてクズ高のユニフォームを着て、胸を高鳴らせるクズ高メンバー。相手は新城東和学園。ついにクズ高の予選初戦の火蓋が切られる。
第26話『RUSH AND RUSH』
地区予選初戦、クズ高の相手は新城東和学園。「個々の能力ならウチのほうが上」という奈緒の言葉もあってか、クズ高は優位に試合を進めていく。しかし、茂吉は全員の能力が新城に勝っているとは思っていなかった。試合が進むにつれ、高橋の戦略と抜群のバスケセンスに牽引された新城のチームプレーに千秋が持ち味とするパスセンスが狂わされる。いらだちを隠せなくなる千秋。一度はタイムアウトを取ろうと考えた奈緒だったが・・・・・・。
第27話『THE HARD PLAY』
クズ高がリードした状態で、第2クォーターが始まった。高身長のオールラウンダー、バスケの理想型とも言える高橋を中心とした新城の果敢な試合運びに押され、クズ高は逆転を許してしまう。それでも強気で攻め返し、勢いを取り戻しつつあったそのとき、千秋が3つめのファウルをとられてしまう。主力の退場を避けるため、千秋とヤスを一時下げ、メンバーに指示を出していく奈緒。千秋の代わりにポイントガードを任され、千秋の穴を埋められるかと鼓舞された空は、改めて気合いを入れ直す。
第28話『誓い』
茂吉とトビの活躍で、1点差にまで詰め寄ったクズ高だったが、すぐさま新城に差を広げられてしまう。しかし空は、千秋からポイントガードに必要なのはチャンスを見逃さない「目」だと言われたことを意識することで、少しずつ試合の全体が見えるようになっていく。クズ高が1ゴール差まで巻き返し、チームの空気も良くなってきたところで前半が終了。すると、ベンチにいるはずの千秋がいない。「カッコ悪いことに耐えられない」性格をよく知る百春は、嫌な過去を思い出す。
第29話『キズナ』
汗だくになって自分を探しに来てくれた奈緒により闘志を取り戻した千秋。新城のプレーの起点が高橋と見た千秋は高橋と競り合う。パスは精度を取り戻し、形勢は逆転。クズ高の猛攻で一気に新城を突き放す。一方、新城ベンチでは靭帯損傷で試合に出られずにいた児島が、後輩にテーピングを指示。高橋と児島はバスケ部のなかった新城でイチからバスケ部を立ち上げ、インターハイ出場を目標としてきた。ついに今、インターハイの地区予選。窮地ともいえるこの場面に、児島はケガを押しても出場することを高橋に乞う。
第30話『存在意義』
児島がケガの痛みに耐えて果敢に点を取りに行く姿に新城メンバーは鼓舞され、勢いづいていく。取られた点はすぐに取り返すクズ高だったが、試合が進むにつれ、徐々に体力の差が表れ始める。スピードが全く落ちない新城に対して、だんだんと疲弊していくクズ高。攻防が続く中、空の母・由夏が病院から外出許可をもらい、試合会場に訪れていた。空に気付かれない場所から観戦する由夏。懐かしい空気の中、ユニフォーム姿で走る空の姿を見つめ、素早くシュートを決める姿に満面の笑みで手を叩く。しかし、新城の柏木の目に一瞬怯んだ千秋が、4つめのファウルを取られ、流れは再び新城へと傾き始める。
第31話『守るべきもの』
勢いづく新城を止めるべく、メンバーチェンジでトビが試合に戻ってきたが、新城の猛攻は勢いを増す。得点はリードしているものの体力が限界に近づき、ついに6点差まで迫られてしまう。新城の柏木によるシュートを必死に阻止しようとした空は、勢い余って倒れてしまい、起き上がることができない。そんな空の必死なプレーに応え、クズ高メンバーはこの点差を守るため、改めて闘志を燃やす。
第32話『TIME LIMIT』
最終クォーター、クズ高のリードは4点差まで詰められ、試合時間は残り1分を切った。新城のファウルで、クズ高にフリースローのチャンス。1本目を外し、緊張がピークになる百春に、千秋は「どーせ入らん」とストレートに告げる。緊張のほぐれた百春だったが、惜しくも2本目も外してしまう。こぼれたボールを奪った新城が児島の踏ん張りもあってゴールを決め、ついに1ゴール差に迫られた・・・!
第33話『LIFE』
クズ高と新城の試合が終わった。母・由夏の容態が悪いと知らされ病院へ向かった空。「大きく産んであげられなかった」と謝る由夏に、空はバスケを通じて出会った素晴らしいプレーヤーたちについて熱く語る。ここまで頑張れたのは自分の身長が小さかったからだ、と。空は由夏に感謝を伝えるのだった。
第34話『光跡』
バスケ部の部室が全燃。その原因として、百春たちが吸おうとしたたばこの火の不始末が疑われた。五月から問い詰められ、たばこを吸おうとしたという事実を伝えた百春に、五月や奈緒は厳しい言葉を口にした。空が居ない中、クズ高バスケ部はバラバラになってしまった。それでも五月は校長や教職員に対し、事実を伝えたうえで、彼らがこの1か月どれだけ頑張ってきたのかを訴え、なんとか彼らを守ろうとする。
第35話『STAND』
クズ高バスケ部の廃部が決まり、百春たちは無期停学となった。休みの日に体育館を訪れたトビは、そこで謎の男から声をかけられ1on1の申し出を受ける。男のプレーについて行けず驚愕するトビに、その男は、横浜大栄高校の不破豹だと名乗る。一方、由夏の葬儀で長野に帰っていた空が、ようやく神奈川に戻ってきた。
第36話『KIDS ARE ALLRIGHT』
百春たちが停学している中、奈緒や千秋ら残されたメンバーは「バスケ同好会」を作るべく奔走していた。しかし、同好会にも顧問がいなければ認められないと分かる。長野から戻ってきた空も事件のことを知るが、「一番辛いのは百春たち」と話す。一方、百春は五月の家を訪れていた。
第37話『TENDER』
百春たちの停学がとけた。空たちが目指すのは、今のメンバーでのインターハイ優勝。しかし同好会の顧問探しは難航。残すところ可能性があるのは、五月のみとなっていた。百春は五月を説得する役をケジメとして申し出る。そして、百春は空に改めて高校生活をバスケに賭けることを誓う。
第38話『ピアス』
バスケ部を復活させるために校長が空たちに与えた条件は、教師たちの前で練習試合を行うこと。その相手は、ナベが勝手に練習試合を受けてしまった横浜大栄高校。インターハイにも出場したことがある強豪校相手におののくクズ高メンバーだったが、奈緒はそれ以上にチームがどこかバラバラなことを気にしていた。そんな中、空と奈緒は神奈川県予選決勝ブロックの会場へと向かう。
第39話『FIGHT FOR ROCK FOR LIFE』
ナベが自分の役割について悩んでいる頃、決勝ブロックの横浜大栄対新丸子の試合も白熱していた。追いつ追われつが続く中、登場したのは横浜大栄の白石 静。奈緒は空に、千秋に見てほしかった選手だと告げた。千秋には白石と同じく、“ポイントフォワード”をやってもらおうと考えていたのだ。空たちとは別の場所で白石のプレーを見ていた千秋は、大栄との試合は自分が勝利のカギを握っていると考えていた。
第40話『STOP&GO』
クズ高は横浜大栄の試合の映像を見て、練習試合での策を練っていた。その圧倒的な実力に驚愕する面々。しかし奈緒は、ポジションを変えることで勝機を見出そうと告げる。そんな中空は、チームの力になるため、新たな技を習得するべく、太郎のいる北住吉高校を訪れる。
第41話『挑戦者』
クズ高と横浜大栄との練習試合当日。横浜大栄は、1・2年生メインのチームを組んできた。「クズ高に勝つためにチーム編成をしてきた」と横浜大栄の監督・酒巻は言う。奈緒は、クズ高メンバーにアウェイのユニフォームを着用させ、メンバーにこの試合が何のためのものか、チャレンジャーとしての奮起を促す。しかし、試合開始直前になっても、トビが姿を現さなかった。
第42話『宣戦布告』
いよいよ横浜大栄との試合が始まった。開始早々にヤスが白石をかわしてゴールを決める…が、なんとオウンゴール。しかし、ヤスも含めクズ高メンバーは試合を続ける中で、自分たちがこれまでに努力してきた成果を感じていた。空も初めてスタートからのポイントガード。2本連続でスリーポイントシュートを決め、勢いづくクズ高だったが……。
第43話『ベストメンバー』
チャッキーと交代し、トビが出場。トビは奈緒の忠告を聞かず、いきなりチームを無視するかのような激しいプレー。しかし空は、百春に声をかけるトビの様子を見て、残りの2分はトビに任せてみようと判断。トビのプレーはこのチームに賭ける、という気持ちの表れだった。
第44話『導火線』
横浜大栄の猛攻に、だんだんとペースが乱れていくクズ高。得点を重ねられないだけでなく、空は鉄男とのマッチアップで、横浜大栄の選手層の厚さを肌で感じることになる。奈緒が戦況を変えようと策を練る一方、鉄男は茂吉のディフェンスの穴を狙って、クズ高のゾーンを崩すことを指示される。
第45話『ブレイク』
試合はハーフタイムに入った。空は、横浜大栄の1年生・上木鷹山との会話の中で、上木にバスケを教えたのが、自身の母・由夏だったことを知る。空は次のインターハイで鷹山に再会すること、そして、日本最高の最小プレーヤーになることを誓う。いよいよ後半戦が始まる。横浜大栄との得点差は30点。百春はオールマンツーマンのガチンコ勝負を挑むと宣言する。
第46話『ある証明』
横浜大栄に大差をつけられながらも食らいつこうとするクズ高。疲労がピークを越えているはずのトビが横浜大栄のゴール下を割ってシュートを決める。そのプレーに背中を押され、空も3ポイントシュートを決めるが、依然点差は30点。そこで奈緒が考えたのは「ゴール下を攻める」作戦。そのため、茂吉との交代を告げられかけたヤスは、あと1分でいいから出たいと懇願する。ヤスだけでなく部室の火事に責任を感じる当事者たちは、自分たちが“何もできていない”ことに複雑な思いを抱いていたのだ。
第47話『家鴨の空』
千秋がポイントフォワードとしての本領を発揮し、豹の反応も追いつかないパスをトビに通し、ボールはゴールへ。さらにトビのパスを受け、空が3ポイントシュートを重ねる。その姿を見ていた横浜大栄の上木鷹山は、監督の酒巻に出場を直談判する。かつて「自分で動き出さなきゃ、そこで朽ちてくだけだ」と言った酒巻の言葉に押された鷹山。酒巻は、鷹山の思いは受け止めつつも却下しようとしたところ、空は鷹山とマッチアップしたいと伝える。そして、ラストクォーターがはじまる。
第48話『ストレイトストーリー』
ラストクォーター。体格差があまりない鷹山のプレーに、自分の驕りを認識する空。しかし、クズ高メンバーは誰も勝利をあきらめてはいなかった。トビは極限を超えているにも関わらず、持ち前のセンスがさらに洗練されていく。茂吉は自分に闘志を燃やす横浜大栄の峯田との差がが、自分がバスケから離れていた間に生まれたものだと痛感する。残り時間はわずか。点差を覆すことは不可能と思われる中、クズ高は必死に食らいついていく。
第49話『ラスト・ピリオド』
母を亡くしたあの日、自分一人の力でコートに立つと誓った空。その誓いは、横浜大栄と30点差があっても攻めようとする姿勢に表れる。トビは豹を凌駕し、かつての雪辱を晴らす。酒巻は豹をコートから下げトビとの違いが何なのかを伝える。残り1分30秒を切って、千秋のマークについたのは白石。白石は「オマエラの現在地を教えてやろうか」と告げ、連続で12点ものゴールを決めていく。クズ高メンバーはそれぞれの想いを胸に、タイムアップのその瞬間まで戦い抜く……!
第50話『ブリッジ』
横浜大栄との練習試合は大敗に終わった。勝つことはできなかったものの、バスケに対する想いが伝わり、同好会の設立が許可された。結果を出せずに許可されたことを素直に喜べないクズ高メンバー。しかし空は「僕はやる」と決然という。その言葉に押されるように、メンバーは結果を受け止め、改めて同好会設立を宣言した。 最底辺でスタート地点。それぞれが、それぞれの思いを胸に、ここからインターハイへの一歩を踏み出していく。
『あひるの空』感想
このお話の好きなところは、光るものを持っているのにそれぞれどこか屈折している弱小高校の主力5人がひとつのチームにまとまるところを描きつつ、ヤス、チャッキー、ナベの素人3人の成長と心の揺れ動きをしっかり描いているところだと思います。この3人と同化して楽しめる作品だと思います。
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2019年10月から放送したバスケットのアニメですが、私は前知識なしで視聴しだしました。
見る前は「どうせ、スラムダンク超えしないだろう」って軽い気持ちで見だしたのですが、今ではどっぷりハマっています
理由としては、努力しているのに、負け続ける これに尽きます。
46話まで視聴していますが、勝利した回数は、私が覚えている限りだと、序盤で同じ高校の女子バスケットボール部に勝ったくらいで、他の公式試合やら練習試合での、勝ち星はありません。
負けていく中で、不良高校のバスケット部員が、自分たちを見つめ直し、少しづつバスケットボールに夢中になっていく様子が、上手く表現をされていて
なろう系が流行っている今、こういった汗臭いアニメも脚光を浴びてもいいのではと、私は思っています。
それくらい、面白いアニメ作品の1つです。