Fate/Apocrypha 動画

「冬木」の大聖杯が強奪され「聖杯戦争」のシステムが崩壊して数十年後…。フリーランスの死霊魔術師(ネクロマンサー)である獅子劫界離は魔術協会に呼び出され、ある「聖杯戦争」への参加を依頼される。

バスに揺られながら物思いにふける少女・ルーラー。フランスの少女の体を依代に顕界する異例な召喚をされた彼女は、此度の大戦に違和感を抱いていたが、役割を全うすべく、ルーマニアの・トゥリファスへ出立する。

供給槽の中で1人のホムンクルスの少年が目覚めた。彼は己の運命に抗い、外の世界へ逃げだすが、すぐに限界を迎えて倒れこんでしまう。力なく横たわる少年の目の前に現れたのは黒のライダーだった。

暴走した“赤”のバーサーカーが黒の陣営の城塞に迫り、ユグドミレニア一族とサーヴァントたちは彼を迎え撃つ。黒のマスターとサーヴァントが出払った城内で、ホムンクルスの少年は己の生きる意味に苦悩する。

自身の心臓をホムンクルスの少年へささげ、黒のセイバーは消滅した。ルーラーは黒のセイバーとの約束を果たすべく再び息を吹き返した少年を守り、自由を与えることを誓う。しかし、黒の陣営は少年の身柄を要求する。

トゥリファスの地下墓地(カタコンベ)からシギショアラの街へ拠点を移した獅子劫と赤のセイバーのもとに魔術協会から一報が入る。魔術協会はルーマニアを震撼させる連続猟奇殺人鬼の正体がサーヴァントだとにらむ。

いまだ姿を見せない黒のアサシンを追って、黒のアーチャーとシギショアラを訪れたマスター・フィオレは、同じく黒のアサシンを追う赤のセイバーのマスター・獅子劫と衝突。獅子劫の弾丸がフィオレに迫るが…。

ついに赤のアサシンの宝具「虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン)」が発動。ミレニア城塞を急襲する赤の陣営に黒の陣営も応戦する。これにより、聖杯大戦は新たな局面を迎えるのだった。

激化する両陣営の戦い。黒のバーサーカーの前に現れたのは赤のアサシンのマスター、シロウ・コトミネだった。黒のキャスターの命で再び戦場へ姿を見せた赤のバーサーカーにより、聖杯大戦はさらに混迷を極めていく。

命の恩人である黒のライダーを救いたい一心で、赤のセイバーに立ち向かうジーク。赤のセイバーに圧され防戦一方の黒のライダーとジークのもとに、暴走から落ち着きを取り戻した黒のバーサーカーが駆けつけるが…。

消滅した黒のセイバーが、ジークの覚悟に応え、彼に憑依することで再び戦場へと帰還。困惑する赤のセイバーだったが、獅子劫の支援を受け、黒のセイバーへと姿を変えたジークを迎撃。赤と黒のランサーの戦いは…。

ユグドミレニア一族が所有していた大聖杯は、赤のアサシンの宝具「虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン)」によって赤の陣営に強奪された。彼らを追うルーラーと黒の陣営は空中庭園へと突入する。

戦いを終えたジークは黒のライダー・アストルフォへ自身がたどりついた願いを伝える。その思いを知ったアストルフォは、喜んで手を貸そうとするが、マスターのセレニケによって阻まれてしまう。

ミレニア城塞でジャンヌ・ダルクと再会したジーク。彼の身に起きた出来事を知ったジャンヌは、ジークをいさめながらも聖杯大戦を戦う覚悟を問う。一方、ユグドミレニア一族を裏切ることになったアヴィケブロンは…。

モードレッドの力を借り「原初の人間アダム」を倒したが、ジャンヌ・ダルクから天草四郎時貞の聖杯にかける望みがみんな皆に伝えられる。ユグドミレニア一族の長代行のフィオレは、獅子劫らへ共闘を持ちかけるが…。

空中庭園への突入が迫るなか、突如激痛に襲われるジーク。ジークフリートをその身に憑依させ戦うジークに、ケイローンは彼の身に起こる奇跡の代償を告げる。そんななか、ジャック・ザ・リッパーが再び凶行に出る。

ミレニア城塞を襲撃した黒のアサシン、ジャック・ザ・リッパーは、駆けつけたジークらの応戦により再び逃亡を図る。ジャック・ザ・リッパーをおびき出すべく、ジークとジャンヌ・ダルクはトゥリファスの街へ向かう。

ジャック・ザ・リッパーをかばい、赤のアーチャー・アタランテの矢に倒れたマスターの六導玲霞。アタランテの矢を受けるも、マスターおかあさんを失った哀しみからジャック・ザ・リッパーは周囲を深い霧で包み…。

ジャック・ザ・リッパーを討ち、空中庭園への突入が迫るなか、黒のライダー・アストルフォの宝具の一つが赤の陣営の攻撃を防ぐために有効だと判明。そして、ユグドミレニア一族の長代行のフィオレは判断を迫られる。

ミレニア城塞を後にし、黒のライダー・アストルフォと空中庭園へ向かうジーク。その身を案じるジャンヌ・ダルクから、黒のセイバー・ジークフリートをその身に宿すことが有償の奇跡であることを再び忠告される。

自身の願いである「全人類の救済」という大願に手をかけた天草四郎時貞。時を同じくして、大聖杯の起動を阻止すべく空中庭園へ迫りくるジャンヌ・ダルクと黒のサーヴァントを赤のサーヴァントが迎え撃つ。

ジャンヌ・ダルクを討ち、願いを叶えるためその身を魔獣に変えたアタランテ。ジャンヌもまた己のなすべきことを果たすべく、アタランテに立ち向かう。一方、カルナとの激闘の末にジークは変身が解けてしまう。

赤のキャスター・シェイクスピア、そして天草四郎時貞の待つ大聖杯の間を目指すジャンヌ・ダルク。ジャンヌを見送ったセミラミスは、玉座の間へとたどりついたモードレッド、獅子劫を迎え撃つ。

シェイクスピアの宝具により過去の記憶をたどるジャンヌ・ダルクは、シェイクスピア、そして彼に召喚されたかつての盟友、ジル・ドレェによって自身が気づかずにいたある感情を暴かれてぼう然とする。

大聖杯による全人類の救済を願う天草四郎時貞の前に最後に立ちはだかるのは、自身の願いのため剣を取った、何者でもなかった少年・ジークであった。それぞれの願いの果てに、“外典”が紡がれる。